前回の衝撃的な出会い(マンガを見る)から、ラシクデザインで家を建てることを考え始めたエイコとタクヤ。
今日も色々な「家づくり、なんでそうなるの?」をテーマに設計士ワタナベと打ち合わせ。
家づくり初心者が、ラシクデザイン渡辺に切り込みます!
エイコ
32歳一児の母。本人は人見知りのつもり。出版社勤務(育休中)。趣味は断捨離とガーデニング
タクヤ
エイコの夫。亭主関白にあこがれる35歳。機械メーカーの設計担当。趣味はラジコン作り、ドライブ
今回のお題は…
「上手に視線を遮る間取りのコツ」
エイコ
今の賃貸だと、前に建っているマンションの外廊下を歩く人の視線が気になって、日中も薄いカーテンをしているでしょ?
でも、家を建てるなら、リビングではカーテンを開け放って生活したいのよね。あ~~、解放感のある家に住みたい~~!
タクヤ
でも、土地の広さや、隣の家との距離、防犯問題を考えたら、やっぱり窓を少なくするとか、小さくするとか?しかないんじゃない?
ほら、窓が多いと掃除も大変だしさ(オレの担当になりそうだし……)
エイコ
え~~、窓を小さくするのぉ? それじゃ何のために家を建てるのよぉ~!
ワタナベさん! どうやったら外からの視線を遮りつつ、解放感もある間取りにできるのか教えてください!
ワタナベ
まかせてください!
視線問題は、設計の段階でしっかり意識しておけば解決できますよ!
意識すべきポイントは、お隣さんや通行人などの家の外からの視線と、宅配便の人や来客などの家の中に招いた人の視線ですね。
まずは「隣の家との目線問題」を3D設計図で説明しましょう。
エイコ
はい、お願いします!
エイコ
わあ! 2Fの子供部屋がお隣の家の窓から丸見え! これはNG!
エイコ
窓の位置が変わるだけで、室内はこんなに見えなくなるのね。こうすれば、お隣さんと気まずくならなくてすむ!
タクヤ
そうだね。お隣さんとはモメるようなポイントはなるべく少なくしておいた方がいいからね。
ワタナベ
次は、通行人からの視線問題について、物干しでシミュレーションしてみましょうか。
ワタナベ
それ気になる〜! ウチは共働きだから、洗濯物は2Fのベランダに干そうと思ってるのよ~。
エイコ
ええ~っ! なにこれ! 道から洗濯物が丸見えじゃない。
タクヤ
エイコ
ワタナベさん!
ベランダが見えないようにしたいんだけど、ちゃちゃっと修正してもらえますか?
タクヤ
これなら全然見えないからいいんじゃない?
エイコ
ワタナベ
では、部屋の中からベランダがどう見えるか、明るさも見てみましょう。
上が最初の柵の場合、下が柵無しの場合です。
タクヤ
う~ん。たしかに、室内から外を見た感じは圧迫感が出そうだなあ。
タクヤ
お! 明るいね。これならいいんじゃない。
エイコ
うんうん。これならいいわね! 日も射すし、お花や植物も育てられそう!
ワタナベ
エイコ
なるほど~。たしかに3Dで見せてもらいながら、間取りを調整していけば失敗しなさそうね!
安心してのんびり過ごせる家が出来そう~。
タクヤ
ワタナベ
わかりました。ある程度間取りを固めたら3D設計図で確認、VRゴーグルをかけて、設計図面の中を歩きましょう。その場でどんどん間取りをブラッシュアップしていけるから、楽しいですよ!
【視線と家づくりのまとめ】
- 通行人や隣人からの視線対策は設計段階から考慮するのが最善
- 建築後から視線対策はカーテン、グリーンカーテン、生け垣など
- VR設計なら隣人目線で家の中を覗いてプライバシーが確認できる
- VR設計なら来客目線でも室内のプライバシーを確認できる
- 緑が好きな方なら、植木などの植栽やグリーンカーテンという方法もある